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第三十八話「夏の終わりのプール遊び」 今日はタニシ様が水遊びをしたいと言うので、外にビニール製のプールを作ってあげました。プールに水を注いで準備が出来たのに、タニシ様がなかなかプールに入ろうとしないので、理由を聞くと、プールの中を指して「この虫が死んじゃうだろ」と言いました。 見ると、一匹の虫が、普段は木の幹にしがみつくのに使う、鉤状になった前後の足で不器用に泳いでいた。 そこで私達は端の方から慎重に水に入り、静かに遊ぶことにしました。 それでも時間が経つにつれ、次第に楽しくなってきて興奮してしまい、ザブンザブンと水の掛けっこしてしまったので、慌ててさっきの虫を探してみると、ちゃんと生きていたので安心しました。 夕方、近所の子供が「今日は花火大会だよー!」と言っていたので、プールを片付けずに見に行きました。パチパチパチっとしているうちに時が過ぎて、私たちが帰ってきたらプールには二匹のアメンボがいました。 さっきの虫はどこへ行ったんだろう? ツイーツイーと水面を滑っている彼らの姿はとても優雅でした。 第三十九話へつづく 前の話へ | プロローグから読む |